2010年1月30日土曜日

Ubuntu 9.10 で KVM + 仮想マシンマネージャーを試してみる

virtio を使った準仮想化がどの程度、パフォーマンスを向上させるか興味があるので、Ubuntu 9.10 での KVM を試してみました。


KVM、仮想マシンマネージャーのインストール

  1. CPU が仮想化支援機能に対応しているか調べます。
    $ egrep --color '(vmx|svm)' /proc/cpuinfo ← 出力があれば対応しています

  2. 必要なパッケージをインストールします。
    $ sudo apt-get install kvm libvirt-bin

  3. ユーザを libvirtd グループに加えます。
    $ sudo adduser $USER libvirtd

  4. libvirtd グループに加わったことを反映するために、ログインしなおし、id コマンドで反映を確認します。
    $ id

  5. virt-manager、virt-viewer をインストールします。
    $ sudo apt-get install virt-manager virt-viewer


仮想マシンマネージャーの起動、設定

  1. [アプリケーション]-[システムツール]-[仮想マシンマネージャー] (virt-manager) を起動します。
    (端末から起動する場合は、"virt-manager &")

  2. [localhost (System)] が選択された状態で、メニューから [Edit] > [Host Details] を選択する。

  3. [Virtual Networks] タブを選択、[Add Network] ボタン ([+] のボタン) をクリックし、新しい仮想ネットワークを作成します。
    (設定ファイルは、/var/lib/libvirt/network/*.xml に作成されます。)

    (作成例)
    Network Name: nat1
    Network: 172.16.211.0/24
    Selecting the DHCP range: 172.16.211.128 (Start), 172.16.211.254 (End)
    Connecting to phisical network: Forwarding to phicical network, NAT to phicical device br0

  4. [default] ネットワークを選択、[Stop Network]、[Delete Network] を順にクリックして、自動的に作成された [default] ネットワークを削除する。

  5. 仮想ディスクを保存する ストレージ プールを作成します。/var/lib/libvirt/images/ のままでよければ、ストレージ プールの作成作業は必要ありません。
    $ sudo mkdir -pm 755 /var/kvm_images

  6. [Host Details] ダイアログの [Storage] タブを選択、[Add Pool] ボタンをクリックします。

    (作成例)
    Name: kvm_images
    Type: dir Filesystem Directory
    Target Path: /mnt/sda2/kvm_images

  7. [default] を選択して、[Autostart] のチェックを外します。[default] を使う場合は、この作業は必要ありません。


参考

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