2010年1月28日木曜日

AppArmor を使ってみる

AppArmor の概要

AppArmor とは、Linux のセキュリティモデルで、アプリケーション毎に設定するプロファイルで、アプリケーションがアクセスできるリソースを制限する機能のようだ。
Ubuntu 9.10 では、デフォルトで有効になっている。
Ubuntu では、アプリケーションのパッケージが自身のプロファイルをインストールすることもあるし、apparmor-profiles パッケージから、追加のプロファイルをインストールすることもできる。

AppArmor プロファイルは、2種類のモードで実行される。
  • Complaining/Learning: プロファイルの違反は許されるが、ロギングされる。新しいプロファイルのテストに使用する。
  • Enforced/Confined: プロファイルのポリシーが強制される。


AppArmor の使用方法

プロファイルを定義したファイルは、/etc/apparmor.d/ に置かれます。
  • AppArmor プロファイルが現在どちらのモードで実行中か確認できる。
    $ sudo apparmor_status

  • プロファイルを complain モードにする。
    $ sudo aa-complain /path/to/bin

  • プロファイルを enforce モードにする。
    $ sudo aa-enforce /path/to/bin

  • プロファイルを追加する。
    $ cat /etc/apparmor.d/profile.name | sudo apparmor_parser -a

  • プロファイルをリロードする。
    $ cat /etc/apparmor.d/profile.name | sudo apparmor_parser -r

  • 全てのプロファイルをリロードする。
    $ sudo /etc/init.d/apparmor reload

  • プロファイルを無効にする。
    $ sudo ln -s /etc/apparmor.d/profile.name /etc/apparmor.d/disable/
    $ sudo apparmor_parser -R /etc/apparmor.d/profile.name

  • プロファイルを有効にする。
    $ sudo rm /etc/apparmor.d/disable/profile.name
    $ cat /etc/apparmor.d/profile.name | sudo apparmor_parser -a


参考

0 件のコメント: