2009年5月23日土曜日

GNS3 (Dynamips) で SDM を使ってみる


CCNP で SDM (Cisco Router and Security Device Manager) が出題されるので、実際触ってみたいという方も多いでしょう。今回は GNS3 で SDM を使ってみた。

環境
  • ホスト OS: Ubuntu 9.04 (amd64)
  • GNS3: 0.6.1
  • Dynamips: 0.2.8-RC2-amd64
  • KVM (仮想マシン) ゲスト OS: Windows XP Professional SP3
  • JRE: 1.6.0_03 (http://java.sun.com/products/archive/ から、ダウンロードする。)
  • SDM: SDM 2.5 (English)

手順
  1. Cisco (http://www.cisco.com/pcgi-bin/tablebuild.pl/sdm) から、SDM のインストーラとリリースノートをダウンロードする。
  2. リリースノートを読んで、使用条件を満たしているか確認する。
  3. gns3 を起動して、仮想ルータと雲 (Cloud) を配置、接続する。
    雲 (Cloud) で「NIO イーサネット」を使用するには、root 権限が必要となる。
    (gksudo -g gns3 & として起動)
  4. 仮想ルータのインタフェースに IP アドレスを割り当て、PC (私の場合、仮想マシン) から PING できることを確認する。
  5. PC に JRE をインストールする。リリースノートを読んで対応するバージョンをインストールすること。JRE 1.6.0_13 では動作しませんでした。複数のバージョンの JRE がインストールされている場合は、コントロールパネル > Java から、Java コントロールパネルを起動。Java タブの Java アプレットのランタイム設定でバージョンを選択できる。
  6. Cisco からダウンロードした SDM (SDM-V25.zip) を展開、展開したフォルダ内の Help.htm に従ってルータを設定する。
  7. 展開したフォルダ内の setup.exe を実行する。
  8. Install Options: Select where you want to install Cisco SDM.
    インストール先を選択する。ルータのフラッシュに空きが十分ある場合は、[Cisco Router] を、無ければ [This Computer] を選択すればよい。
  9. Router Authentication: Enter router authentication Information.
    ルータの IP アドレスとユーザ名、パスワードを入力する。
  10. Flash installation options: Select the type of installation for Cisco SDM
    [Typical] を選択すればよい。
  11. Select Cisco SDM Components
    規定値でよい。
  12. SDM インストール終了後、IE で、[https://<ルータの IP アドレス>/] へアクセスする。
    * IE、JRE から証明書に関する警告が表示されるので許可する。
    * IE のポップアップ ブロックは無効にする。
    * IE、JRE からの認証ダイアログにユーザ名、パスワードを入力する。
    * Windows ファイアウォールの警告が表示されたら、ブロックを解除する。

参考

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