その場合の注意点がある。
仮想マシンの複製 (KVM の場合)
- 複製元になる仮想マシンを停止する。
- 仮想マシンのディスクイメージをコピーする。
$ sudo virt-clone -o OriginalGuest -n NewGuest -f /path/to/NewGuest.img
Windows Server 2003 の場合
Windows の場合、SID などの再生性のために sysprep を実行する必要がある。
- 新しい仮想マシンを起動し、Administrator でログオンする。
- C:\sysprep フォルダを作成する。(このフォルダは再起動後に自動的に削除される)
> mkdir C:\sysprep - 仮想マシンの CD-ROM ドライブに OS のインストール CD-ROM をセットする。
KVM なら 以下の例のようにする。
$ virsh attach-disk --type cdrom NewGuest /path/to/2003_disk1.iso hdc - D:\SUPPORT\TOOLS\DEPLOY.CAB に含まれるファイルを C:\sysprep フォルダにコピーする。(D: をCD-ROM ドライブとする。)
> expand -f:* D:\SUPPORT\TOOLS\DEPLOY.CAB C:\sysprep - C:\sysprep\sysprep.exe を実行する。
- [再シール] ボタンをクリックする。
- 自動的にシャットダウンする。
- 起動すると「Windows セットアップ ウィザード」が開始します。
後は、ホスト名とネットワーク設定を通常通り行えば良い。
Windows Server 2008 R2 の場合
Windows の場合、SID などの再生性のために sysprep を実行する必要がある。
- 新しい仮想マシンを起動し、Administrator でログオンする。
- ファイル名を指定して実行から、[%SystemRoot%\System32\sysprep\sysprep.exe /generalize /oobe /reboot] を実行する。
- 再起動すると、「Windows セットアップ ウィザード」が開始します。
後は、ホスト名とネットワーク設定を通常通り行えば良い。
Ubuntu の場合
新しい仮想マシンを作成し、MAC アドレスが変わると、新しいインタフェース名で認識してしまう。
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules を削除し、再起動すればよい。/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules は、再起動後に再生成される。
後は、ホスト名とネットワーク設定を通常通り行えば良い。
CentOS の場合
新しい仮想マシンを作成し、MAC アドレスが変わると、ネットワーク設定が初期化されてしまう。
- eth0 の記述があるファイルを調べる。
find /etc -type f | xargs grep eth0 - MAC アドレスを調べる。
# ifconfig | grep HWaddr - /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth? が ifcfg-eth?.bak にバックアップされ、ifcfg-eth? は初期化されてしまう。バックアップファイルから元に戻し、HWADDR= の行の MAC アドレスを実際のアドレスに修正する。
- /etc/sysconfig/hwconf にも network.hwaddr: の行に MAC アドレスの記述があるが自動的に更新される。
後は、ホスト名とネットワーク設定を通常通り行い、再起動すればよい。
(例) ホスト名を変更する場合
- ホスト名の記述があるファイルを調べる。
# find /etc -type f | xargs grep `hostname -s` - /etc/sysconfig/network の HOSTNAME= の行を修正
- /etc/hosts を修正
- reboot
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