2008年12月29日月曜日

Ubuntu 8.10 (amd64) のインストール

九十九電機で購入した eX.computer に Ubuntu 8.10 "Intrepid Ibex" For amd64 をインストールした。
最初は、Debian をインストールするつもりだったのだが、蟹さんチップの NIC を中途半端に認識し、通信ができず。その後、Vista からブートするものの、通信ができない状態が改善されず。ハードの初期不良かと焦ったが、電源を完全に切ってから立ち上げなおしたら直った。(^^)

インストールは、CD を焼いて行うのが簡単なのだが、CD-R を用意するのが面倒だったので、ハードディスクからブートし、ネットワーク経由でインストールすることとする。
Vista の NTFS パーティションからブートするため、GRUB4DOS を使うこととする。
grub4dos-0.4.3.zip をダウンロードし、展開、C ドライブ直下に以下のファイルを配置する。
  • grldr
  • grldr.mbr
  • menu.lst
コマンド プロンプトのショートカットを右クリックして、[管理者として実行...] で起動する。

C:\>bcdedit /create /d "GRUB for DOS" /application bootsector
エントリ {4a7215cc-d57e-11dd-8fbd-0023545e5edd} は正常に作成されました。
C:\>set id={4a7215cc-d57e-11dd-8fbd-0023545e5edd}
C:\>bcdedit /set %id% device boot
この操作を正しく終了しました。
C:\>bcdedit /set %id% path \grldr.mbr
この操作を正しく終了しました。
C:\>bcdedit /displayorder %id% /addlast
この操作を正しく終了しました。
※ set id に代入する値は、bcdedit /create コマンドの実際の結果を使うこと。

Ubuntu のドキュメント を参考に、こちら からファイル (initrd.gz, linux) をダウンロードして、C:\newinstall 配下に配置する。

C:\menu.lst を編集して、以下のエントリを追加する。

title New Install
kernel (hd0,0)/newinstall/linux
initrd (hd0,0)/newinstall/initrd.gz

※ (hd0,0) は、Disk: 0 Partition: 1 が、C ドライブ (NTFS) である場合の設定

[ファイル名を指定して実行]-[sysdm.cpl] (システムのプロパティ) -[詳細設定]-[起動と回復]-[起動システム]-[■ オペレーティング システムの一覧を表示する時間] にチェックを入れ、適当な時間にする。(私は、5秒にした。)

Ubuntu 1.10 (amd64) のインストール

  1. 再起動して、Vista の bootmgr で、「GRUB for DOS」を選択し、GRUB4DOS のメニューで、「New Install」を選択する。Ubuntu のインストーラが起動する。
  2. Choose language: Japanese - 日本語
  3. Detect keyboard layout?: <いいえ>
  4. Origin of the keyboard?: Japan
  5. Keyboard layout: Japan
  6. Method for toggling between national and Latin mode: Alt+Shift
  7. ホスト名: (任意)
  8. Ubuntu アーカイブミラーの国: 日本
  9. Ubuntu アーカイブミラー: (デフォルト)
  10. HTTP プロキシの情報: (空白)
  11. パーティショニングの方法: 手動 (下記のパーティション構成を参照。スワップパーティションは作成しない。)
  12. 新しいユーザの本名 (フルネーム): (任意)
  13. あなたのアカウントのユーザ名: (任意)
  14. 新しいユーザのパスワードを選んでください: (任意)
  15. Set up an encrypted private directory?: <いいえ>
  16. How do you want to manage upgrades on system?: No automatic updates
  17. インストールするソフトウェアの選択: (OepnSSH server と Ubuntu desktop を選択)
    # ソフトウェアのインストールは大変時間がかかります。進捗バーが進まず心配になりますが、[Alt]+[F4] でログを確認できます。[Alt]+[F1] で元の画面に戻りましょう。
  18. マスターブート レコードに GRUB ブートローダをインストールしますか?: <いいえ>, /dev/sdb
    # 2番目のハードディスクの MBR (/dev/sdb) に GRUB ブートローダをインストールすることとします。
  19. インストールの完了: <続ける>

パーティション構成


パーティション構成は以下のようにすることとする。
  • (hd0) sda の MBR: Vista の bootmgr を起動
  • (hd0,0) sda1: NTFS, 500GB, Vista の C ドライブ
  • (hd0,1) sda2: EXT3, 500GB, Ubuntu の /mnt/sda2 にマウント
  • (hd1) sdb の MBR: Ubuntu の Grub
  • (hd0,0) sdb1: NTFS, 500GB, Vista の D ドライブ
  • (hd0,1) sdb2: EXT3, 500GB, Ubuntu の / にマウント
BIOS で起動順番を (hd1) sdb にすれば、Ubuntu の Grub から起動する。

GRUB4DOS から、Ubuntu、Vista の bootmgr を起動するために、menu.lst を編集する。

color black/cyan yellow/cyan
timeout 5
default 0

title Ubuntu 8.10 "Intrepid Ibex" For amd64
rootnoverify (hd1)
chainloader +1

title Microsoft Windows Vista
rootnoverify (hd0,0)
makeactive
chainloader +1


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