2010年9月20日月曜日

LVM (Logical Volume Manager) を使ってみる

Ubuntu 10.04 で LVM を使ってみました。


重要な用語
  • 物理ボリューム ... Physical Volume (PV)
  • 物理エクステント ... Physical Extent (PE)
  • ボリューム グループ ... Volume Group (VG)
  • 論理ボリューム ... Logical Volume (LV)

PV、VG、LV を作成する
  1. fdisk で PV に割り当てるパーティションのシステム ID を Linux LVM (8e) に変更する。

  2. PV と VG を探すために、全てのディスクをスキャンして、キャッシュを再構築する。
    sudo vgscan

  3. LVM で使用するために、ディスク or パーティションを初期化する。(例: Physical Volume = /dev/vdb2)
    $ sudo pvcreate /dev/vdb2
    Physical volume "/dev/vdb2" successfully created

  4. VG を作成する。(例: Volume Group Name = "vg01", Phycial Device Path = "/dev/vdb2"
    $ sudo vgcreate vg01 /dev/vdb2
    Volume group "vg01" successfully created

  5. VG から LV を作成する。
    (例: サイズ = "1G", Logical Volume Name = "swap", Volume Group Name = "vg01")
    $ sudo lvcreate --size 1G --name swap vg01
    Logical volume "swap" created

    (例: サイズ = "2G", Logical Volume Name = "vm", Volume Group Name = "vg01")
    $ sudo lvcreate --size 2G --name vm vg01
    Logical volume "vm" created

LV のフォーマットとマウント

  1. スワップ領域を作成する。
    $ sudo mkswap -c /dev/mapper/vg01-swap
    mkswap: /dev/mapper/vg01-swap: warning: don't erase bootbits sectors
    on whole disk. Use -f to force.
    スワップ空間バージョン1を設定します、サイズ = 1048572 KiB
    ラベルはありません, UUID=a8d90e7a-1f57-454e-841f-e77d22529142

  2. スワップ領域を有効にする。
    $ sudo swapon /dev/mapper/vg01-swap

  3. /etc/fstab に追加する。
    ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ----
    /dev/mapper/vg01-swap none swap sw 0 0
    ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ----

  4. ext4 ファイルシステムを作成する。
    $ sudo mkfs.ext4 -c -L vm /dev/mapper/vg01-vm

  5. マウント ポイントを作成して、マウントする。
    $ sudo mkdir -p /mnt/vm
    $ sudo mount /dev/mapper/vg01-vm /mnt/vm

  6. /etc/fstab に追加する。
    ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ----
    /dev/mapper/vg01-vm /mnt/vm ext4 defaults 0 1
    ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ----


PV、VG、LV の情報を表示する

$ sudo pvs
$ sudo vgs
$ sudo lvs


PV、VG、LV の属性を表示する

$ sudo pvdisplay
$ sudo vgdisplay
$ sudo lvsdisplay




参考

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