GNS3 / Dynamips を使用する場合の注意点
- GNS3 を終了する前に、[ネットワークファイルに保存] ボタンで設定を保存すること。"./lab_configs/ROUTER.cfg" ファイルに仮想ルータの設定がエクスポートされます。設定は、startup-config (NVRAM) からエクスポートされるため、事前に仮想ルータの running-config を startup-config に保存すること。次回起動時にエクスポートした設定で起動します。
- Dynamips は Catalyst をエミュレートできないため、Catalyst の代わりに NM-16ESW (Ethernet switch module, 16 ports) を使って、仮想ラボを構築しています。NM-16ESW では、VLAN database mode でのみ VLAN を作成できます。また、Catalyst の show vlan に相当するコマンドは、show vlan-switch になります。
- Dynamips では、フラッシュへの vlan.dat の更新が失敗することがあるようです。グローバル コンフィギュレーション モードで "vtp file nvram:vlan.dat" として、vlan.dat を NVRAM に作成するようにします。(Flash filesystem)
- スイッチの初期設定に VLAN の設定が含まれている場合、NM-16ESW では、VLAN の設定が反映されません。vlan database モードで設定を投入してください。
(例)
conf t
vtp file nvram:vlan.dat
end
vlan database
vtp domain CISCO
vtp transparent
vlan 10 name VLAN_10
:
exit
wr - NM16-ESW では、DTP が動作しません。"switchport mode dynamic" コマンドは、"switchport mode trunk" または "switchport mode access" に置き換えます。
- NM16-ESW では、ISL が動作しません。IEEE 802.1Q を使用するように変更します。
- NM16-ESW では、PAgP、LACP が動作しません。EtherChannel は、手動で有効 (mode on) にします。
- NM16-ESW では、L3 の EtherChannel はサポートしません。(channel group on dynamibs - IEOC - Internetwork Expert's Online Community)
- オートネゴシエーションが正しく動作しないようです。
%CDP-4-DUPLEX_MISMATCH のメッセージが表示されたら、オートネゴシエーションが正しく動作していないので、Duplex/Speed を固定しましょう。NM16-ESW と NM4-E との接続の場合は次のように設定します。NM16-ESW では、固定設定が正しく動作せず、100M/Full になってしまうので、NM4-E を Full 固定の設定にしましょう。詳しくは、こちら を参照してください。
NM4-E(config)#int e0/0
NM4-E(config-if)#full-duplex - EtherSwitch ネットワーク モジュール NM16-ESW は、対向のルータのインタフェースをシャットダウンしても、リンクが UP の状態のままです。
参考
0 件のコメント:
コメントを投稿