2009年8月29日土曜日

Windows Server 2008 R2 Server Core を試してみる

Windows Server 2008 R2 Server Core を試してみました。コマンド プロンプトから設定をする必要があるのですが、使い難いです。コマンド プロンプトでの操作性が改善されれば、実運用でも使ってみたいですが、現状では保守性を考えると、実運用で使うのには躊躇します。

リソースの節約になるので、検証環境でドメイン コントローラとして使うにはいいかもしれません。

インストール・設定
  1. 「インストールするオペレーティング システムを選択してください」で [Windows Server 2008 R2 Standard (Server Core インストール)] を選択する。
  2. インストール後、Administrator のパスワードを設定する。
  3. コンピュータ名を設定 (sconfig でも可能)
    >netdom renamecomputer %computername% /newname:ServerCore
    >shutdown /r /t 0 (再起動)
    >hostname (確認)
  4. ネットワーク設定 (sconfig でも可能)
    >netsh int ipv4 sh int (「ローカル エリア接続」のIndex を調べる。ここでは 3)
    >nstsh int ipv4 set addr 3 static addr=192.168.0.2/24 gate=192.168.0.1
    >netsh int ipv4 set dns 3 static 192.168.0.1
    >ipconfig /all (確認)
  5. ライセンス認証
    >cscript "%SystemRoot%\System32\slmgr.vbs -ato (ライセンス認証)
    >cscript "%SystemRoot%\System32\slmgr.vbs -ipk プロダクトキー (プロダクトキーの入力が必要な場合。評価版の場合は必要なし)
    >cscript "%SystemRoot%\System32\slmgr.vbs -dli (オプションは -dli か -dlv で確認)
  6. Windows Update を「自動インストール」に設定 (sconfig でも可能)
    >cscript "%SystemRoot%\System32\scregedit.wsf" /au 4
sconfig (2008 R2 Server Core のみ)
  1. コマンド プロンプトから sconfig を起動する。
    >sconfig
  2. コンピュータ名 (再起動あり)
  3. ドメイン/ワークグループ
  4. ネットワーク設定
  5. 日付と時刻
  6. Windows Updateの設定
  7. 更新プログラムのダウンロードとインストール
  8. リモート管理の構成
  9. MMC リモート管理を許可する
  10. Windows PowerShell を有効にする (再起動あり)
  11. サーバー マネージャーのリモート管理を許可する
  12. Windows ファイアウォールの設定を表示する
  13. リモート デスクトップ
ドメイン コントローラに昇格
  1. フルインストールのサーバで dcpromo を実施し、[設定のエクスポート...] をクリックして、応答ファイルを作成する。
  2. 以下は、新規のフォレストを作成し、ドメイン RIOT (riot.localdomain) を新規作成した例です。
    [DCInstall]
    ReplicaOrNewDomain=Domain
    NewDomain=Forest
    NewDomainDNSName=riot.localdomain
    ForestLevel=2
    DomainNetbiosName=RIOT
    DomainLevel=2
    InstallDNS=Yes
    ConfirmGc=Yes
    CreateDNSDelegation=No
    DatabasePath="C:\Windows\NTDS"
    LogPath="C:\Windows\NTDS"
    SYSVOLPath="C:\Windows\SYSVOL"
    fileSafeModeAdminPassword=
  3. 作成された応答ファイルは、"SafeModeADminPassword" がセットされていないため、メモ帳で編集する。
  4. dcpromo を使って、ドメイン コントローラに昇格する。
    >dcpromo /unattend:unattend_file.txt

TIPS
  • ログオフ
    >logoff
  • シャットダウン
    >shutdown /s /t 0
  • 再起動
    >shutdown /r /t 0
  • タスクマネージャの起動
    [Ctrl] + [Shift] + [Esc]
  • コマンドプロンプトの起動
    タスクマネージャを起動し、[ファイル] > [新しいタスクの実行...] に [cmd] を入力する。
  • 役割またはオプションの機能のインストール状況の確認
    >oclist
注意
  • VMware Tools (VMware Tools64.msi) を試しにインストールしてみたが、キーボードからの入力を受け付けなくなることがあった。
参考

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